「NISA、設定しようと思って画面を開いたけど何をすればいいかわからない」
証券口座は開いた。でもそこで止まっている人に向けて書きます。
※まだ口座を開いていない方は先にこちら→楽天証券で口座開設した話【NISA・高配当株の始め方】
自分も最初はそうだった。楽天証券の口座を開いたのはいいが、いざ設定しようとしたら銀行との連携やらカードの設定やらが出てきて「え、これ全部やるの?」と面食らった。しかも銘柄を選ぼうとしたら数千本以上あって、何が何やらわからなかった(笑)。
あれから2年。積み立てNISAを淡々と続け、現在の運用成績は+28.76%。ただしここ2年は景気が良かったので、できすぎだと思っています。
この記事では、銘柄の選び方・いくら積み立てるかの考え方・楽天証券アプリでの設定手順を実体験ベースで書きます。これを読めばNISAの設定が今日中にできます。
結論から言うと、難しく考えすぎなくていい。設定さえしてしまえば、あとは息をするように続けるだけ。2年後の自分が、きっと「やっておいてよかった」と思うはずです。
自分の投資の考え方のベースは、両学長の「お金の大学」に影響を受けています。まだ読んでいない方にはおすすめです。
積み立てNISAの銘柄選びはシンプルでいい
NISAで積み立てる銘柄を選ぼうとすると、選択肢が多くて迷います。投資信託だけで数千本以上ある。
ただ結論から言うと、インデックスファンド(オルカン、S&P500、日経平均など市場全体の動きに連動する投資信託)の中から1〜3本選ぶだけでいいです。個別株を買ったりする必要はない。
なぜインデックスファンドかというと、積み立てNISAは15年以上の長期投資が前提だからです。長期で見たとき、インデックスファンドの利回りはおおよそ5〜9%程度に収束する傾向があります。インフレで現金の価値が下がっていく中で、それに負けない資産として選んでいます。銀行預金に塩漬けにしておくより、長期で市場に乗り続ける方が合理的という判断です。
では具体的に何を選ぶか。よく話題になるのが「オルカンやS&P500にもeMAXIS Slimとか楽天版とか色々あるし、どれ選んだらいいの?」という話です。
自分の場合、eMAXIS Slimと楽天版を調べてみて、楽天版を採用しました。
決め手になったのは楽天SPU(楽天ポイントがたくさんもらえる仕組み)です。楽天経済圏を使っているなら、楽天版を積み立てる方が毎月ポイントが多くもらえます。
答えはシンプルで、楽天証券を使っているなら楽天版、SBI証券を使っているならeMAXIS Slimでいい。どちらを選んでも大差なし。正直、好みで選んでいいレベルの話です。
「全部オルカンだけでいいですか?」も正解。全世界に分散されているので、これ1本で十分という考え方も理にかなっています。
一つ大事なことを書いておくと、「今は金が熱い!」「AI系が来る!」という短期トレンドに振り回されて、投資信託をガチャガチャ入れ替えるのは避けるべきです。積み立てNISAの正攻法は、流行を追うことではなく、市場の平均に乗り続けることだからです。
この銘柄選びは、音楽に例えると分かりやすいかもしれません。
「次に売れるバンド(個別株やテーマ型)を当てようとする」のは楽しいですが、15年という長い期間、常にトップのバンドを当て続けるのは至難の業です。
だから自分は、特定のバンドではなく、「その時代で一番熱いバンドを自動でステージに上げてくれるフェス」、つまりインデックスファンド(フェスなら「京都大作戦」のような場所)を選んでいます。
たとえ出演するバンドが入れ替わっても、本物の音楽が鳴り止むことはありません。時代に合わせて「刺さる音」を更新してくれる最強のプレイリストを手に入れて、僕らはただ、最前列でその音楽を楽しみ続ければいいんです。
銘柄の考え方が整理できたら、次は実際にどんな割合で持つかを考えましょう。
積み立てNISAのポートフォリオ:自分の配分と正直な理由
結論:オルカン、S&P500を厚めにしておけば細かく考えなくてもよい。自分の考えをシンプルに反映するだけでいい。
実は最初からこの配分ではなかった。最初はeMAXIS Slimのオルカンと楽天の投資信託を今の半分くらいの額でスタートしました。2ヶ月ほど経ったタイミングで「ちゃんと考えよう」と見直して、今の配分に落ち着きました。
自分が選んでいる銘柄と配分はこちら。楽天証券で積み立てる場合、楽天・プラスシリーズが対象になります。
| 銘柄 | 正式名称 | 配分 |
|---|---|---|
| オルカン(全世界株式) | 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 50% |
| S&P500(米国株式) | 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 30% |
| 日経225(日本株式) | 楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド | 20% |
正直に言うと、安定を重視するなら、オルカン100%が正解だと思っています。それでもS&P500を足しているのは、アメリカはこれからも強いと考えているから。日経225を入れているのは、日本人だから。日本の景気が良い時も悪い時も一緒にその感覚を味わいたい、というだけの理由です(笑)。
配分が決まったら、次は毎月いくら積み立てるかを決めましょう。
毎月いくら積み立てるか:生活を切り詰めすぎない
目安は余剰資金(生活費を除いた残り)の8割程度。残りは待機資金にしておく。
投資を始める前の自分は、余剰資金が毎月銀行預金に直行して、そのまま塩漬けになっていました。本当に後悔しています。有事の生活防衛資金以外のお金はどうせ使っていなかったのだから、投資に回せばよかった。
ただし全部を投資に入れるのは不安なので、精神的に安定できる8割という割合に落ち着きました。これは個人差や家族構成によって変わります。自分は独身なので、割合は高めだと思います。
自分の場合は生活費の見直しと並行してやっていたので、スリム化が進むにつれて投資に回せるお金も増えていきました。「節約がしんどい」という感覚はほとんどなかったです。
ボーナスも同じ考え方で、ボーナス額を余剰資金として考えて、8割を投資資金、2割を好きなことに使う。この2割について、自分の場合はライブや遠征代です。ここは絶対に削らない(笑)。
20代からこのリズムでやっていたら、ライブ行き放題くらいまで資産作れてたと思う。過去の自分に言いたい。「今すぐ始めろ」と。
ちなみに「いくら積み立てられるか」は生活費の把握・改善によって大きく変わってきます。自分は生活費を固定費(定期/不定期)・変動費(定期/不定期)の4つに分けて管理しています。この話は別記事で詳しく書こうと思ってます。
金額の目安が決まったら、いよいよアプリで設定してみましょう。
楽天証券アプリで積み立て設定する手順
まず銘柄を先に決めてから設定に入ること。
画面を開いてから銘柄を選ぼうとすると、数千本の中から選ぶことになります。文字面や人気ランキングで選ぶしかなくなり、ほぼ運ゲー。そういった銘柄は手数料が高かったり、長期で見ると運用成績が負けていたりすることが多いです。上の章で銘柄を決めてから設定に進みましょう。
設定はスマホの楽天証券アプリだけで完結します。パソコンは無くてもできます。
自分は楽天カードだけ持っていた状態から楽天証券を開設し、そのタイミングで楽天銀行も作りました。証券・銀行・カードそれぞれに設定があって、最初は「これどっちの設定?」と混乱した記憶があります(笑)。ネットで調べながらなんとか設定しました。
楽天銀行、楽天証券、楽天カード(いわゆる楽天経済圏)でNISA積み立て設定をする際のパターンはこんな感じになります。
| 積立方法 | 流れ | 上限 | ポイント | |
|---|---|---|---|---|
| ① | 楽天キャッシュ積立 | 楽天カード→楽天キャッシュ→積立 | 月5万円 | カード+キャッシュ両方付く(最もお得) |
| ② | 楽天カード積立 | 楽天カード→積立 | 月10万円 | カードポイントのみ |
| ③ | 証券口座から直接積立 | 楽天銀行→証券口座→積立 | 上限なし | ポイントなし |
手数料はどのパターンもゼロ。最初の設定は面倒ですが、一度やってしまえばその後は何も考えなくていい。連携が完了すると、お金の流れが一目でわかるようになります。
設定はこれだけ。実際に2年続けてみた結果とメンタルの話は、次のセクションで正直に書きます。
※楽天カードを持ってない方で、楽天カード作りたい方は以下のリンクから作成可能です。
積み立てNISA 2年・+28%の実録とメンタルの話
2年積み立てた現在の運用成績は+28.76%。
ただし正直に言うと、ここ2年は世界的に相場が良かったです。自分のセンスが良かったわけではなく、時代に乗っただけ。できすぎだと思っています。
最初は数百円・数千円の増減しかなくて、「本当にこんなんで将来増えるんかいな?」と半信半疑でした。それが年数を重ねるごとに増減額も大きくなり、今はプラスで良い感じです。銀行に塩漬けにしていた頃には絶対になかった増額分。投資ありがとう!という気持ちです。
そして積立投資で一番大事なのはこれを続けていくというメンタルです。これは本当に大事。大体の人が相場が崩れた時にマイナスに耐え切れずメンタルやられて退場するパターンが多く、一番損します。「NISAなんか政府の陰謀だ〜」「トランプ関税でマイナス転落、耐え切れん」とか総悲観している状況に感化されて退場するのが一番ダメ。そのためにも増えた時・減った時を想定したメンタルを準備しておくことをおすすめします。
増えたとき: もっと早く始めておけばよかったと思うことはある。でも増えているのだから不安はないです。
減ったとき: 資産が減るのは正直いい気分ではない。でも「セール期間中」と思うようにしています。同じ金額でより多く買えるということ。将来的には大きなリターンで返ってくると考えています。
簡単に見えるけど、本当に難しい。実際に暴落になるとメンタルが一番大事。なので何があっても「鬼ホールド」!絶対にガチャガチャ売買しない。積み立てとは、相場がどう動こうと淡々と続けることを心がけましょう。
仕組みが整うと増えた時・減った時にもメンタルは安定します。何なら減っている時には貯めていた待機資金をどう投入しようかと考える余裕も生まれます。
まとめ
最後にまとめると、積み立てNISAは難しくない。
- 銘柄選びは使っている証券会社に合わせればOK。 楽天証券なら楽天版
- 配分は深く考えすぎず、オルカンだけでも正解。 本物は時代を超える
- 生活を切り詰めすぎず、余剰資金の8割程度を目安に
- 設定はアプリで完結。 銘柄を先に決めてから設定に入ること
- 続けることが最重要。 15年以上の長期が前提
まず設定だけしてしまえばいい。あとは息をするように続けるだけです。
今回は積み立てNISAでの毎月投資の話でしたが、高配当株投資については別記事で書く予定です。→【準備中】
謎のおじさんへの道は、NISAを設定するところから始まります。
自分もコツコツ頑張っていますので、いつかライブハウスで会いましょう。


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